昨日の練習で改めて指導者の役割について考える良い時間になりました。
私が考える指導者の役割とは、「子ども達が成長できる環境を円滑に循環するように調整する」です。
この領域を出ないように心掛けています。
つまり、直接的に子ども達を成長させるのではなく、あくまで環境が人を成長させるという考えなので環境作りに尽力するということです。
「指導者なのに教えないの?」
「もっと教えて育ててあげなよ」
という声が聞こえてきそうですが、スリーレッグスの理念はこういうことなんです。
もちろん何も教えないという意味ではありません。
あくまで子ども達の【成長】という部分において、育てるという考え方ではないという意味です。
ここの解釈が難しいかもしれませんが、それだけ絶妙なバランスで指導することを心掛けています。
これ以上伝えすぎると子ども自身で考えなくなる。とか、自分で乗り越えたと実感できないのではないか。などよく考えています。
子ども達が自分もしくは自分達で自身を成長させる場所
かなり時間を必要としますが、間違いなく「自力」が身につきます。
スリーレッグスの生徒達は慣れていますが、体験に来られて子は少し戸惑うかもしれないですね。
「どうすればシュート入るの?」
と聞かれたら
「どうすれば入ると思う?」
と答えます。
この時に子どもは必ず考えます。
「他の人のシュートを見て、入っているシュートと入っていないシュートの違いはどこかな?投げ方?ボールの飛ばし方?当てる場所?自分で色々研究してごらん」
こう言うと大抵の子どもは、何も言わずに練習に取り掛かります。
さて、これは指導ではないのでしょうか?
指導者としては、こうすれば上手くなるとか、成功する方法を知っているので、それを教えて早くできるようにしてあげたいと考えるのは当然でしょう。
ただ、スリーレッグスの指導者のアプローチは違います。
ここが親御さんに評価されていることが非常に多いと考えています。
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