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子どもは意外と何でもできる

大人の感覚で子どもの経験範囲を狭めていませんか?

 

スリーレッグスには年に2回春と秋にシーズン合宿があります。

 

合宿ではほとんどが子ども達だけの力で物事が進んでいきます。

 

基本的には指導者は時間の管理をすることが役割です。

 

2日間もあれば色々なことが起こります。

 

その都度、子ども達の力で乗り越えていきます。

 

大人が必要な部分は意外と少ないと思ってあまり介入しません。

 

前日に家で合宿の準備をすると思いますが、その準備もできれば親御さんには最低限のフォローだけにしてくださいと伝えています。

 

最低限とは、それぞれの親御さんによって範疇が異なりますが、スリーレッグスの教育理念に賛同して頂いている方ばかりなので、互いに協力し合いながらサポートし合っています。

 

自分だけで準備したことで、忘れ物があっても大丈夫です。大抵のことはなんとかなります。

 

私がなんとかするから大丈夫なので安心してお子様に失敗経験させてあげてください。と伝えています。

 

私がなんとかするというのは、私が助けるという意味ではなく、失敗を乗り越え、成長に繋げるという意味です。

 

初めて合宿に参加する子はほとんどが親御さんが持ち物の準備をしてしまいます。

 

すると何が起こるのかというと、「あれはどこにあるんだろう?」「これはいつ使う服なんだろう?」あれがないこれがない。

 

絶対と言っていいほど起こる現象です。

 

そこで大抵の子どもは、「お母さんが準備したから・・・」と言います。

 

子どもに限らず、人間は与えられすぎると他責思考に陥ります。

 

他責にしても結局困るのは自分ということを身をもって経験することができます。

 

このように大人が勇気を出して子どもに任せる範囲を大きる広げることで、子どもは大抵のことは乗り越えていけます。