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上達するために一度「下手になる」

新しい知識やスキルを習得する過程で一時的にパフォーマンスが落ちる現象です。

 

これは、私たちが無意識に行っていた古いやり方を手放し、新しいやり方を意識的に取り入れる必要があるためです。

 

このプロセスは、以下の3つの段階で説明できます。

 

1. 無意識的無能 (Unconscious Incompetence)

 

この段階では、私たちは自分が何ができていないかを自覚していません。

 

例えば、初心者が自分の泳ぎ方に問題があることに気づいていない状態です。

 

この段階では、ある程度はできますが、自分の限界を知りません。

 

2. 意識的無能 (Conscious Incompetence)

 

上達を目指し、新しい方法を学び始めると、自分がどれだけできていないかを意識するようになります。

 

これが「下手になった」と感じる瞬間です。新しいやり方はまだぎこちなく、以前よりスムーズに動けなくなります。

 

例えば、より効率的なフォームを意識して泳ぎ始めると、一時的にタイムが落ちたり、体がバラバラになったように感じたりします。

 

これは、古い習慣が抜けきらず、新しい動作が体に馴染んでいないために起こります。

 

 

3. 意識的有能 (Conscious Competence) から 無意識的有能 (Unconscious Competence) へ

 

 

意識的に新しいスキルを練習し続けると、徐々にそのスキルが身についていきます。

 

最初は意識しないとできなかったことが、だんだん意識しなくてもできるようになります。

 

やがて、その新しいスキルが完全に体の一部となり、無意識に最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。

 

この段階になると、もう「下手になった」と感じることはなく、以前よりも格段に上達していることに気づきます。

 

このように、上達の過程で一時的にパフォーマンスが落ちることは、成長している証拠です。これは、古い自分を壊して、新しい自分を構築している状態だからです。

 

何か新しいことに挑戦していて、「下手になった」と感じているなら、それはあなたが正しい道を歩んでいるサインかもしれません。

 

そのまま練習を続けてみてください。

 

 

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